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連載コラムVol.2

戸塚発「なんだこれ?」なボールペンアーティスト斉藤涼平 さん

リクルートが1990年に、若手クリエイターを支援する目的で運営を開始した、前衛的なギャラリー「ガーディアン・ガーデン」。 写真とグラフィックをメインに、日本のクリエイティブを支え続けて、四半世紀になろうかという歴史を誇ります。
特に、ガーディアン・ガーデンが主催する「ひとつぼ展」は、若手クリエイターの登竜門でした。「ひとつぼ展」とは、その名の通り、一坪(3.3㎡)の空間を、クリエイターが自在に表現するコンペティションです。このコンペでグランプリを獲得すると、ガーディアン・ガーデンで個展を開くことができました。
その「ひとつぼ展」が2009年に発展的解消され、1_WALL(ワンウォール)として新たな公募展に生まれ変わりました。
蜷川実花や鈴木心など多彩な才能を輩出したひとつぼ展〜1_WALL。

今回から登場いただく斉藤涼平さんは、1_WALLの第5回グラフィックグランプリ受賞者です。

◆戸塚から飛び出した異色の才能

戸塚区原宿に生まれた斎藤さんは、中学生の頃から、「友達を笑わせていた」というエンターティナーでした。
いったん大学を卒業した後、専門学校に通い、デザイナーとして求人情報誌で働き始めます。
クリエイティブといわれる職業ですが、実際はルーティン作業の部分も多いのが実態。

「こういうものを作れば、営業からOKが出るとわかってきました」

意外性のない日常の中、斉藤さんは新しい方向性を見いだすべくNSC(吉本興業が主催する芸能人・クリエイター養成学校)に通ったりもしました。

このままではすっと同じ日常が続いてしまう。
斉藤さんは、戸塚を離れ、東京に移り住むことを決心します。
夜間の仕事をしながら、制作する毎日。そんな中、たまたま友人に誘われて応募したのが1_WALLでした。

斉藤涼平さんの作品は、言葉に表せません。
1_WALLグランプリ受賞者個展の講評では
「一見なぐり書きにもみえるボールペン画に言葉を添えた作品」
「不条理な笑い/ユニークな展示方法」
「『これはアートなのか?』という問い」
「娯楽性とケレン味の周到なバランスが小気味よい」
「今まで見たことがない見せ方で、ベストアンサーだと思った」
などの言葉が贈られています。

審査員の一人で、斉藤さんの作品を高く評価する、アートディレクターの菊地敦巳氏は、斉藤さんとの対談の中で
「とても面白い。とても面白いけど、、、どうしようもない(笑)」
と語られています。
これは推測ですが、アートディレクターという立場からすれば、クリエイターの作品は、広告であったり、メディアであったり、外部との関係性の中で、『どう位置づけるか』ということを考えるのでしょう。斉藤さんの作品の、あまりにも独自な世界は、外部との相対的な位置をみつけることが非常に難しい。そういう状態から出た「どうしようもない」という言葉だったように感じられます。

ただ、斉藤さん自身に屈託はありません。
「フジロックを見に行った時に、たまたま知り合ったサラリーマンに作品を見せたら『これなんですか?!』って、すごく面白がってくれたんです。ある瞬間、一番おかしい、笑える表現をさがしてるんで、そういうのが楽しいです」

ヒトを驚かし、笑わせる。斉藤さんのアートの原点に、揺るぎはないようです。

戸塚パルソでは「青空ギャラリー」など、アート支援活動も行っています。 現役のクリエイターとして、斉藤さんに戸塚の街に望むアート活動をお伺いしました。

「権威のあるコンペを育てて欲しいです。文化祭レベルの、内輪だけで盛り上がるアートイベントではなくて、外に開かれた、美大に通っているような人たちが意識せざるを得ないような規模のモノ。戸塚で入賞すると、その人のランクがぐっとあがるようになるといいな」
「戸塚にはアートを発表できる場所があまりないので、そういう場所が増えるといいですね。作品を展示したくなる、魅力的な場所を作れば、戸塚に、それにふさわしい人たちが集まって来ると思います」

戸塚区原宿で生まれ育った斉藤涼平さん。
「距離的に戸塚駅と藤沢駅が同じくらいなんで」
学生時代は両方の駅を使い分けていたといいます。
「戸塚駅は東京にいく時の最寄り駅ってイメージでした。高校までは藤沢で遊ぶことが多かったかな。美容室だけは戸塚駅前に行きつけがありました」

うーん、ナウなヤングには湘南の方が魅力的だったのでしょうか。 現在は都内のお住まいの斉藤さんですが、機会があるたびに戸塚には帰ってきているとのこと。戸塚駅で下車することもあり、戸塚駅前には、再開発後の方がよく通っているといいます。
また、戸塚駅前に向かう最大のネックだったのが原宿交差点の大渋滞だったそうで、立体化によって大幅に渋滞が緩和されたことも、戸塚駅前の利用度が上がった一因といいます。

帰ってくると、生まれ育った町内をときどき散策するという斉藤涼平さん。 自転車をこぎ、サッカーをしてかけ回った公園が、今みると、とても小さくなっているといいます。
「私が大きくなったんですけど」

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