パルソファン図鑑

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戸塚パルソ通信@メール (第3号)

パルソファン図鑑

Vol.001-03

手縫いと足踏みミシンで作る、戸塚のかばん屋。サトウトモヱ さん

■新たなステージを目指して

サトウトモヱさんのかばんは、全くのオーガニックな製法で作られています。 現代では、大量生産メーカーはもちろん、個人の職人でも効率化の為に化学薬品を使うのが普通です。革の扱いは難しいので、どんなに自然素材にこだわっても、合成糊くらいはどこも使っています。
サトウさんは、それすら使いません。仮止めはピンチ。あとは針と糸の勝負です。

サトウさんの作業はミシンも足踏み式のため、電力が必要ありません。
2011年の東日本大震災後、計画停電で混乱する中でも仕事ができることをありがたく感じたといいます。

丁度そのころ、サトウさんは合成糊を使わずにかばんを作ることに、様々な壁を感じていました。「状況を打開する為には、合成糊が使われる前からかばんが作られている、ヨーロッパで学ぶ必要がある」と調べるうち、ドイツの鞄工房Headwigを知ります。


独特の優しいフォルムに惹かれ、メールで連絡を取ってみると、工房のマイスターはクリスティンさんという女性。元モデルという、職人としては特異な経歴を持つ方でした。
クリスティンさんは、娘さんが学校で日本語を専攻し、自らも2009年にはマダムバタフライ(蝶々夫人)をテーマにファッションショーを開催した経験もある親日家だということがわかります。

何回かのメールのやり取りの後、サトウさんはドイツに向かいます。
2012年の春のことでした。
この時、サトウさんはミュンスターに滞在し、海外で初めてのかばんの会を行います。
クリスティンさんの工房はデュッセルドルフという街にありました。(2013年現在は、ハンブルグに拠点を移しています)
二人はたちまち意気投合します。彼女から手縫い技術の手ほどきを受け、サトウさんのかばんの製法も変わります。
サトウさんはもっと深く知りたいと、彼女に弟子入りを志願します。
「いいわよ、おいでなさい」
まずは2013年の夏、今度はもっと長く、Headwigの工房で修行することになりました。

いまや、ドイツでも12人しかいないという、手縫いのかばん製作者であるクリスティンさんとの出会いは、サトウさんをどんなステージに進めてくれるのでしょうか。

Headwig HP http://www.headwig.de/

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